資産3,000万円、これはFIREやFIRA60を目指す人にとって、大きな通過点です。また、ゴールに設定されている方もおられる金額です。
この資産3,000万円という数字は、生活費を投資のリターンで賄える可能性が見え、将来の不安が減っていく一方で、「資本主義の裏側」もはっきりと見えてくる数字です。
この記事では、これからFIRA60やFIREを目指す方の参考になるよう、かもナスが資産3,000万円に到達して体感したこと、そして資本が労働を凌駕する瞬間などについて、率直にお伝えします。
月額15万円を生み出すもう一人の自分|お金が働いてくれる世界

資産3,000万円を年利6%で運用できれば…
- 年間:約180万円
- 月額:約15万円



の、不労所得が得られます。



これはまるで、自分とは別に「もう一人の自分」が毎月15万円を稼いでくれるようなものです。
この6%のリターンは、かもナスのポートフォリオにおける期待リターン7%とワーストケース5%の中間であり、市場平均に近い水準です。



もちろんこれは平均であり、不規則に生じる大きな年ごとの上下動は避けられず、相場が悪ければマイナスになる年もあります。
それでも、長期的に市場に居続けることで、この”もう一人”の力は確実に成長していくと、ある時感じられるようになります。



かもナスの場合は、資産2,000万円を超えた頃から、次に述べる内容が腑に落ち、確信へと変わりました。
R>Gを肌で実感|資本が労働を凌駕する瞬間



かもナスは、投資を通じて資産2,000万円を超えた頃から経済学で有名なトマ・ピケティが提唱した「R>G(資本収益率>経済成長率)」という法則を、肌で感じるようになりました。



給与所得(G)は上がってもせいぜい数%(一桁台の前半)ですが、投資による収益(R)はそれよりも高い収益率を実現できます。
- 労働収入:昇給率は年1~4%(大企業でも5%程度)
- 資産運用:市場平均は5~7%(好調時は+10%以上も)



この差が複利で積み重なると、労働だけに頼る生活と、資産が働く生活の間に圧倒的な差が生まれることは想像に容易いでしょう。
資本主義の表と裏|労働者から資本家へ視点を変える



「株式会社は誰のものか?」という問いの答えは、シンプルです。



株主のものです。



決して社長や社員のものではありません。



知らなかった…カモ(汗)
そして、労働者に支払われる給与は、株主からみれば経費に他なりません。
つまり、「経費は少ない方が株主にとって利益が大きい」という構造となっているのです。
これが資本主義の冷徹な構造でありR>G、資本主義社会の本質かつ裏側なのです。



表側は言うまでもなく、雇用を創出し社会貢献するのが企業の社会的役割です。



これも知らなかった…カモ(汗)
このような表と裏を知り、上手に利用することで人生は大きく変わるということを実感しました。
つまり、自分は労働者だからといって諦めるのではなく、1日でも早く小額からでも資本を活用して不労所得を得る行動を取ることが何より大切であるということです。
3,000万円は「使わないお金」|種銭の正体



資産3,000万円に到達しても、それは自由に使えるお金ではありません。



これは「将来の生活を支える種銭」であり、原則として使わない(使えない)お金です。
- 使う=収穫する
- 増やす=種を守る
将来のキャッシュフローを安定させるために、この種銭を守り育てることが求められます。
気を緩めて使い始めれば、雪だるま式の資産成長は簡単に止まり、あっという間に雪だるまは溶けてゆきます。
種銭の正体は?


大切な資金です!
改めて考える減らさないための4つのポイント



減らさないことは、増やすことと同じくらい重要です。
4つのポイントそれぞれに、関連する内容を記載した過去記事のリンクを貼っておきますので、ぜひご利用ください。
- 分散投資での低ボラティリティ運用(現金・株式・債券・不動産・コモディティ)
- 暴落時にリスク資産を売らない(出口戦略の準備:バケツ戦略改)
- 生活費を資産成長率以下に抑える(ポートフォリオの期待利回りとリスクを掌握)
- 定期的なリバランスでリスクを管理(リバランスするアセットとしないアセット)



特にFIREやセミリタイアを考える人にとって、資産寿命を伸ばすことはとても大切で生命線でもあります。



こんなストレスが心配カモ…





大丈夫です!
ストレスが全くないかどうかは人それぞれですが、少なくとも資産3,000万円を築く頃には浪費をしなくなっています。
そして、物欲や経験したいことなどが、自分にとって本当に必要なのかどうか、しっかり見極められるようになっています。



この感覚が身につくことは、人生を豊かに過ごすうえで大切な学びの一つですね。
まとめ|資本主義のルールを知り、味方につける



資産3,000万円は、単なる数字以上の意味を持ちます。



そこには、「お金が自分の代わりに働く世界」と、「資本が労働を凌駕する現実」が存在します。
資本主義のルールは冷徹ですが、理解し利用すれば、人生を大きく変える力にもなります。
- まずは小額からでも資本を持つこと
- 種銭は使わず守り育てること
- 減らさない工夫を怠らないこと



この3つを意識すれば、FIRA60やFIREの道は確実に近づきます。
資本の力を味方にし、皆様の未来を支える“もう一人の自分”を頑張って育てていきましょう。
それでは皆様、今回も
最後までお読みいただき
誠に有難う御座いました!

