当サイトは、主にFIRA60を検討中あるいは目指しておられる40~50歳代の方に向けての情報配信サイトとして立ち上げました。
ところが意外にも?20~50歳代まで偏ることなく幅広くご覧いただけており、嬉しい限りです。
皆様、いつもご覧いただきありがとうございます!
同時に驚いたのは、40~50歳代の皆様と20~30歳代の皆様の数がほぼ同数だという事実です。
FIRA60に関心のある方は、かもナスの様に老後が見え始める年齢層だと勝手に思い込んでいましたが、反省しました。
当サイトをご覧いただいている20~30歳代の皆様は、早い段階から人生設計を考えておられて感心いたします。
この歳から準備されていれば、きっと豊かな人生を手に入れられるでしょう。
かもナスは、ガンバル皆様を応援しています!
前置きが少し長くなりましたが、今後は20~50歳代の方々に向けた内容を意識して投稿していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
さて、今回は「資産形成」のうち、これまで触れてこなかった「無形資産」に焦点を当て、「有形資産」だけではない、もう一つの大切な資産についてお伝えしたいと思います。
特に若い世代の方には、この無形資産を意識することで人生が大きく変わる可能性があります。
有形資産と無形資産の違いや特徴
有形資産とは?
有形資産は、目に見えて数えられ売買や交換が可能な資産のことを指します。
- 金融資産(給与、貯金、株式・投資信託)
- 不動産(住居、土地、賃貸物件)
- 動産(車、パソコン、スマートフォン)
- その他の資産(ブランド品、貴金属など)

有形資産の形成は大切です。
しかし、それだけでは将来の幸福にはつながりません。
最近「NISA貧乏」なる言葉を耳にします。
これは新NISAを利用した投資によって、生活費が圧迫され、日常の満足度が低下している状態を指す言葉らしいです。
「NISA枠を早く埋めよう」という一見将来が安泰に思える考え方に基づくのでしょうが、上記の弊害以上に、かもナスは有形資産と無形資産のバランスが崩れることを危惧します。
無形資産とは?
無形資産は、見えないけれど将来の自分を支え人生を豊かにしてくれる資産です。
- 知識・スキル(業務スキル、資格、語学力、ITや金融リテラシー)
- 経験・挑戦(プロジェクトの参加、失敗や成功の体験)
- 人間関係(職場の人脈、友人、家族との信頼)
- 健康(身体的・精神的な健康)
- 時間の使い方(自己投資、趣味、キャリア形成)



有形資産だけではなく無形資産にもバランスよく投資することが長期的な幸福につながります。
「NISA貧乏」に陥った結果、これらの大切な資産を形成できなければ、人生の大きな損失になりかねません。
なぜ無形資産がこれからの時代に重要なのか?



社会の変化スピードは時代を経るごとに速くなってきています。
技術の進化(AIやDX)、業界の再編、副業の解禁、リモート化など「会社にいれば安泰」という時代は既に終わりつつあります。
転職・副業・独立が一般的になり、肩書よりも「何ができるか」「どのような人と信頼関係を築いているか」が重要視される時代になってきています。
このような時代に例えば、AIやAI搭載のアンドロイドなどに置き換わる可能性のある仕事などの未来を想像すると、人には何を求められるようになるのでしょうか。
おそらくAI関連の知識やAI搭載のアンドロイドをオペレートするスキルなどが求められることになるでしょう。
このように、知識やスキルの無形資産は数字では測れませんが、まさに「自分だけのポータブルスキル」として、どこにでも持っていけて活用できるとても重要な資産なのです。
無形資産は、どうやったら増える?



無形資産を増やすためには、以下のことを意識する必要があります。
日常業務を「学び」に変える
毎日の報告、会議、資料作成など、すべてがトレーニングです。「もっと良い方法はないのか」と常に考える癖をつけましょう。
人間関係を意識的に育てる
上司、同僚、他部署、お客様との信頼が将来のチャンスを生みます。礼儀、感謝、レスポンスの速さが信用を築く基本となります。
失敗と向き合う
若いうちの失敗は「無形資産への投資」です。「何が悪かったのか」「次にどう活かすか」を考える習慣、そして失敗を恐れない姿勢が大切です。
勉強をやめない
資格取得や読書、オンライン講座やYouTube視聴などで広範囲に知識を増やし、学んだことをアウトプットする(SNS、社内報、ブログなど)とより効果がアップします。
有形資産と無形資産 どちらを重視すべきか



社会人になり、給与を得ると新NISAも相まって有形資産を増やすことに集中しがちですが、無形資産も育てないと豊かな人生にはなりません。
高収入でも人間関係が悪ければストレスが多く、貯金があってもスキルがなければキャリアの選択肢が狭まります。また、時間の使い方が悪いと仕事だけの人生になりがちです。このように、資産形成とはお金を増やすことだけではなく、無形資産を育てることも含まれると理解することが大切です。
例えば20歳の方が今100万円を投資すれば、10年後に200万円、20年後に400万円、30年後に800万円、40年後のFIRA60到達時点では1,600万円にもなる可能性があります。(年利回り7.2%の場合)
1,600万円を40年で割ると年間40万円の利益(有形資産)を得られたことになります。
これはこれで大きいのですが、同じ100万円を自身のスキル(無形資産)に投資した場合、生涯所得はこれ以上に増える可能性があります。
20歳で100万円を自己投資して30歳時点でキャリアアップできた場合、年収が100万円増えるなんてことも十分にあり得ます。
すると30歳からの30年間で3,000万円多く得られることになります。
このように、特に若い間の無形資産への自己投資はとても大切で、後に大きな有形資産をもたらしてくれる可能性があります。



無形資産を軽く見ない方がいいカモ
FIRA60と無形資産



ムリクリFIRA60を絡めてきたカモ



いえいえ、誰しも「自由に選べる人生」を理想的に思うのではないでしょうか。
無形資産が豊かだと、いつでも臆することなく将来を自分で決められます。
そして、リタイア年齢をいつでも自分で自由に決められるという事にもつながります。
つまり無形資産には、有形資産以上に人生を自由にする力があるとも言えます。
資産を築く上で、有形資産だけでなく無形資産もバランスよく育てて「何を持っているか」よりも「何ができるか」という視点を常に意識することが大切です。
まとめ
やや無形資産を強調し過ぎた内容になってしまったかも知れませんが(笑)
皆様は「NISA貧乏」に陥ることのないように、ぜひご自身をチェックしてみてください。
そして、資産形成には有形資産と無形資産がありますので、
どちらかに偏ることなくうまくバランスを取って皆様の人生をより豊かにしていただけましたら幸いです。
本日は、最後までお読みいただき
誠にありがとうございました。

