まとめ

「かもナスのアセットアロケーション運用」と「バケツ戦略」を組み合わせた「3段キャビネット出口戦略」では以下のメリットとデメリットまた課題があります。
メリット
- 資産全体での「アセットアロケーション運用」によって下落率を抑えるリスクコントロールができるため暴落からの復活が早まる。
- 暴落時のバッファに7~10年の資金を準備する必要が無く、構成比率30%の維持で約8年分が確保できている。
- バッファは、現金とバランス型ファンド(債券重視型)1本のみで管理がとてもシンプル。
デメリット
暴落時、1stと2ndのDrawerから取崩しを行うその期間は、3rd Drawerの下落率の方が大きいため、アセットバランスが大きくズレてしまう可能性があります。
大きくズレなければ問題無いのですが、大きくズレた場合に以下の問題が生じます。
通常はリバランスを行い、バランスを整え直してリスクが大きくなり過ぎないようにコントロールしますが、リバランスを実施するとバッファ資金が減ってしまいます。
そため、暴落が長期化するとバッファ資金が枯渇し、高リスク資産の復活前に、高リスク資産を切崩さなければならない事態に陥る可能性があります。
そのため暴落期間中は、リバランスを行わない方が無難という事になります。
一時的なアセットバランスのズレを容認することになります。
(最も、そもそも暴落時の下落を抑えるために年1~2回アセットバランスを整え事前に準備していますので、暴落中に暴落のリスクを考えて「あたふた」する必要は、無いと言えます。)
課題
しかし、そこそこに下がったタイミングでのリバランス(安くなった資産を買う行為)は、その後のリターンに大きく影響することは言うまでもありません。
(3rd Drawer 高リスク資産の早期回復が期待できます。)



つまり、リバランスを中断すると「どのタイミングでリバランスを再開するのか」という課題が生じることになります。



現時点では、積立投資のように時間分散を行う形でのリバランス「時間分散リバランス」のようなものが望ましいのではないか。
と考えていますが、今後じっくり時間を掛けて検討して行きたいと思っています。
何時になるかは分かりませんが、この答えを知りたい方は「チャンネル登録と高評価」をお願いします!(笑)


いづれにせよ相場では「20%の下落は調整」と言われ通常起こり得ることとされているので、それ以上の下落(例えば30%下落)に見舞われたとき「バッファ使用モード」に移行することになるのでしょうが、この「バッファ使用モード」への移行時も、その後の「通常モード」に戻すタイミングにも「マイルール」を設定する必要があるという事です。



さて如何でしたでしょうか。いささか?課題が残っているとは言え「3段キャビネット出口戦略」は、FIRA60達成後の出口戦略において成功への確率向上に貢献できる戦略と言えるのではないでしょうか。
次回以降は、そろそろ、かもナスのライフプランなどに触れて語っていければと考えています。またNISA口座と特定口座をどのように利用しているかなどについてもお話し出来ればと考えております。ぜひ、次回記事もご一読いただきますようお願い申し上げます。
本日は、ここまでお読みいただき
誠にありがとうございました。

