人生の三大支出を把握:教育資金、住宅資金、老後資金

ライフプランを立てる上で、人生の三大支出と呼ばれる「教育資金」「住宅資金」「老後資金」について把握しておくことが重要です。



費用については、次回Stepのファイナンシャルプランで掘り下げますので、ここでは把握することと、理想をイメージするだけでOKです。
教育資金
子供の教育にかかる費用は、幼稚園から大学まですべて国公立だとしても一人当たり約1,000万円かかると言われています。
子供の人数や進路によって必要な金額は大きく異なるため、早めに計画を立てて準備しましょう。



私立の大学で下宿になると「更に1,000万円用意していても足りない」とも言われています。
住宅資金
住宅購入は、人生で最も大きな買い物の一つです。
住宅ローンを利用する場合、返済期間や金利などを考慮し、無理のない返済計画を立てましょう。



夢のマイホームですが、一度購入すると買い替えのハードルが高く大きな出費を要する場合もあります。
人生で最も高額な出費となりますので慎重に検討する必要があります。
支出の中で住宅ローンの比率を不用意に上げてしまうと、FIREやFIRA60の達成が遠のく場合もあるので特に注意が必要です。



最近の流行り?は、投資目的を兼ねて都心のタワーマンションを購入するパターンや、築35年以上の古家を自分でリノベーションして節約するパターン、あるいは子どもが巣立つまで賃貸生活し、終の棲家として夫婦二人用の平屋一戸建てを購入するといった様々なパターンがあります。
老後資金
老後資金は、公的年金に加えて、自分自身で準備する必要があります。
定年後の生活費、医療費、介護費などを考慮し、必要な金額を試算しましょう。



老後は自分で働く代わりに「お金に働いてもらう」という考えで「資産運用」も積極的に取り入れ「自分年金」をつくることがFIREやFIRA60の達成を目指す方々の主流となっています。



「資産運用」などについては、次回以降のStepで掘り下げますので、ここでは把握することと、イメージするだけでOKです。
定年後の生活設計:働き方、住まい、趣味



定年後の生活設計は、働き方、住まい、趣味など、様々な要素を考慮する必要があります。
働き方
定年後も働く場合、どのような働き方をするのかを考えましょう。
再雇用、起業、フリーランスなど、様々な選択肢があります。
住まい
定年後の住まいをどうするのかを考えましょう。
現在の住まいに住み続ける、住み替える、地方や海外に移住するなど、様々な選択肢があります。
趣味
定年後の時間をどのように過ごしたいのかを考えましょう。
趣味や旅行、ボランティア活動など、充実したセカンドライフを送るための計画を立てましょう。
ライフプランの見直し方:変化に対応する



ライフプランは、一度立てたら終わりではありません。
人生は予測できない出来事が起こるものです。
状況に合わせて柔軟に計画を見直しましょう。



ライフプランを見直すタイミングは、以下の通りです。
- 結婚、出産、住宅購入など、人生の大きなイベントがあったとき
- 転職、退職、収入の変化があったとき
- 健康状態に変化があったとき
- 定期的に(年に1回など)



ライフプランを見直す際には、以下の点に注意しましょう。
- 現状を正確に把握する
- 目標を再確認する
- 計画の修正点を見つける
将来の目標を実現するために押さえておくべきポイント