資産状況を把握:資産と負債を洗い出す

貯蓄や投資などを始める前に、まずは自身の資産状況を把握することが重要です。資産と負債を洗い出して現状を把握します。
資産
預貯金、株式、投資信託、不動産、保険など、自身が保有する資産をすべて洗い出しましょう。
負債
住宅ローン、自動車ローン、クレジットカードの残高など、自身の負債をすべて洗い出しましょう。



資産と負債を比較することで、純資産を把握することができます。
純資産は、自身の経済状況を把握するための重要な指標となります。
家計簿から始める!収入と支出を可視化する方法



資金計画を立てる上で、家計管理は非常に重要です。
まずは、家計簿を活用して、日々の収入と支出を可視化します。
家計簿ニガテ





このような方も大丈夫です。
「家計簿アプリ」を使えばカンタンに出来ますよ!
家計簿アプリの活用
最近では、スマートフォンで簡単に家計管理ができる家計簿アプリが多数提供されています。
銀行口座やクレジットカードと連携することで、自動的に収入や支出を記録できるため、手間をかけずに家計管理を行うことができます。
手書きの家計簿
手書きの家計簿は、自分で項目を自由に設定できるため、より細かく家計管理を行いたい方におすすめです。
レシートや領収書を保管しておき、定期的に集計することで、お金の流れを把握することができます。
キャッシュフロー表の作成:お金の流れを把握



家計簿だけでなく、キャッシュフロー表を作成することで、より詳細なお金の流れを把握することができます。
キャッシュフロー表とは、一定期間における収入と支出の推移を表したものです。
キャッシュフロー表の作成にあたっては、日本FP協会のリンク:「便利ツールで家計をチェック」ページなどを参考にされると良いでしょう。



Excelなどの表計算ソフトで自分オリジナルのキャッシュフロー表を作成してみるのもおススメです。



細かいのは苦手カモ



細かい作業が苦手な方は、以下の2点だけでも押さえておきましょう。
・毎月の収支の状況
・貯蓄や投資に回せる金額
貯蓄・投資・保険のバランス



成功するファイナンシャルプランを作成するためには、貯蓄、投資、保険のバランスを取ることが肝心です。例えば、
貯蓄
生活費の3ヶ月~半年分程度の貯蓄は、万が一の事態に備えて「生活防衛資金」として確保します。
定期預金や普通預金など、安全性の高い金融商品を選ぶことが重要です。
投資
株式、投資信託、債券など、様々な投資商品がありますが、リスクとリターンを理解し、自身のリスク許容度に応じたポートフォリオ設計を行ったうえで、自分に合った商品を選びましょう。



貯蓄・投資については次のStepで詳しくお伝えします。
保険
医療保険、介護保険、生命保険など、必要な保険に加入することで、万が一の事態に備えることができます。
ただし、過剰な保険は家計を圧迫する可能性があるため、必要な保障内容をしっかりと検討したうえで、必要最低限の補償内容を確保しましょう。
保険の見直し:無駄な保険を削減



保険は必要性に応じて見直すべきです。
無駄な保険料を削減することで、資金の効率的な活用が可能になります。



保険の見直しのポイントは、以下の通りです。
- 保障内容の確認:現在の保険の保障内容をしっかりと確認し、必要な保障と不要な保障を区別しましょう。
- 保険料の比較:複数の保険会社から見積もりを取り、保険料を比較検討しましょう。
- 保険種類の見直し:生命保険、医療保険、介護保険など、必要な保険種類を見直しましょう。
- 税金対策:保険料控除などの節税の知識を身につけましょう。



保険料控除は、支払った保険料の一部または全額を所得から差し引くことで、所得税や住民税の負担を軽減する制度です。
- 生命保険料控除: 一般生命保険、介護医療保険、個人年金保険が対象です。
- 地震保険料控除: 地震保険に加入している場合に適用されます。
- 社会保険料控除: 健康保険や厚生年金、国民健康保険などが含まれます。
- 小規模企業共済等掛金控除: 確定拠出年金や小規模企業共済などが対象です。



控除を受けるには、年末調整や確定申告で必要な書類を提出する必要があります。



案外ムダな保険に入ってるカモ
子ども達も巣立ったし、
こんなに死亡保険は要らないかな。。。


保険って減らすことが出来るかな。。。
皆さんは、ライフイベントに変化があった時など定期的に保険の見直しをされてますか?
リタイア生活における税金対策