初心者でも安心!リスクを抑えた投資の始め方

投資初心者の方は、リスクを抑えた投資から始めるのがおすすめです。
以下に、初心者向けの投資方法を紹介します。
リスクを抑えるためには「地域分散・通貨分散・時間分散」と「長期・積立・低コスト」を意識して投資を行います。また、資産クラスの分散も重要です。



資産クラスについては、次項目で説明します。
「世界分散投資」で世界経済の成長に乗る
もし、個別銘柄の株式1つに集中投資したらどうなるでしょうか。
万一その企業が倒産すれば、全資産を失うことになることは容易に想像がつくと思います。



より多く世界中の企業に分散投資すれば、そのリスクが低下します。



例えば100社に均等に分散投資すれば、1社が倒産しても99%の資産が残ります。
ところが、100社もの株式を購入して維持管理するのは大変です。
この問題を解消し、また広い分散投資が可能となるインデックスファンド(投資信託)への投資が現代の主流となっています。
パッシブファンドとアクティブファンドに分類されインデックスファンドはパッシブファンドに分類されます。
パッシブファンドが市場全体の動きに合わせるのに対しアクティブファンドは、市場平均に対して上回る成果を目指しています。
インデックスファンドは、特定の指標(インデックス)に連動することを目指して運用される投資信託やETF(上場投資信託)のことです。
例えば、日経平均株価やS&P 500といった株価指数に合わせた投資成果を目指します。



投資信託とETF(上場投資信託)の違いはこちらを参考にしてください。


国や企業が発行する有価証券です。
国が発行する債券を国債といい、企業が発行する債券を社債と言います。
株式に比べてリスクとリターンが低く、安定した収益(利子)が期待できます。
債券は信用度に応じて格付けされておりリスクとリターンが異なります。
また、短期の債券と長期の債券では金利が異なります。
マンションやアパートなどを購入し、賃貸収入や売却益を得る投資方法です。
安定した収入が期待できますが、初期費用や管理費用がかかります。



この不動産投資はマンションやアパートの購入に限らず、不動産REIT(リート)と呼ばれる投資信託やETFへの投資も人気です。
実際に不動産経営するのではなく、不動産経営している企業への投資を行うことが可能です。



マンションやアパートの購入はハードルが高く、日本リートや先進国リートなど指数(インデックス)に連動する投資信託などへの小額からの投資が主流です。
コモディティ投資は、金(ゴールド)を代表する貴金属や原油、小麦などの「商品」に投資することを指します。
これらは「実物資産」として価値があり、株式や債券と異なる動きをするため分散投資の効果が得られます。
またインフレに強く、物価が上昇するとコモディティの価格も上がる傾向があります。
おすすめの投資方法:アセットアロケーションと世界分散投資
アセットアロケーションとは、複数のアセットすなわち複数の資産クラス(現金、株式、債券、不動産、金などのコモディティ等)に分散して投資することです。
アセットアロケーション運用は、異なる値動きをする資産に分散することで、リスクを抑えながら安定したリターンを目指す有効な手段で「投資の王道」とされています。



アセットアロケーションでは、リバランスにより定期的に資産配分を見直し、目標配分に戻す作業を行うことでリスクをコントロールします。
アセットアロケーションによって決めたアセットバランスに基づく各資産クラスにおいて、特定の国に偏ることなく世界中に地域分散したポートフォリオを構築する投資手法です。
世界の経済成長に乗ることによって平均的な運用結果を安定的に得ることを目的とした運用方法です。
アセットアロケーションとポートフォリオの関係



アセットアロケーションは、ポートフォリオを構築するための土台となるものです。


まず、アセットアロケーションで、どのような種類の資産を、どのくらいの割合で組み合わせるかを決定します。
次に、アセットアロケーションで決定した割合に基づいて、具体的な金融商品を選択し、ポートフォリオを構築します。



また、コア・サテライト戦略を用いて更に多くのアセットに分散したり、リターンの向上や長期停滞局面での安定性の向上を図ることが可能です。



投資初心者の方は、投資で大きな失敗をしないためにもコア投資とサテライト投資の考え方について理解しておかれることをおススメします。
投資初心者が注意すべきポイント7選