このところ、金(ゴールド)の価格が低迷しており、今年の1月には$5,600(1toz≒31.1g当たり)もの値を付けていたものが、現在は$4,000付近で取引されています。
これは、急激に上昇し過ぎた加減で、適正な価格にまで調整をしている段階と言えるでしょう。
今回は、このような調整局面中の金(ゴールド)ですが、いつもとは異なる目線、「金(ゴールド)に対する円の価値」について考察してみたと思います。
金(ゴールド)の現在価格

まずは、今年に入って金(ゴールド)の価格が、どのような推移をしているかチャートを見てみましょう。





現在は、「下落の第5波動目(青色折れ線)」で、そろそろ底打ちするか、更に下落するのかを試している段階と言えます。
勿論ここから上昇して欲しいですよね(笑)。
金(ゴールド)に対する円の価値と価格の推移(過去20年)のデータ



ここからが、本題です。
今回は、過去20年(2005年~2025年)のデータを整理し、「金(ゴールド)に対する円の価値」の「見える化」をしていきます。



2005年の「金(ゴールド)に対する円の価値」を100%とした場合、現在の日本円の価値が何%になっているかを見てみます。
| 年 | 金に対する円の価値(%) | 金価格の推移(円/g) | 100万円で買える金(g) |
|---|---|---|---|
| 2005 | 100 | 1,619 | 617.7 |
| 2006 | 70.8 | 2,287 | 437.3 |
| 2007 | 60.9 | 2,659 | 376.1 |
| 2008 | 55.1 | 2,937 | 340.5 |
| 2009 | 54.9 | 2,951 | 338.9 |
| 2010 | 46.6 | 3,477 | 287.6 |
| 2011 | 39.9 | 4,060 | 246.3 |
| 2012 | 37.5 | 4,321 | 231.4 |
| 2013 | 36.4 | 4,453 | 224.6 |
| 2014 | 37.3 | 4,340 | 230.4 |
| 2015 | 35.5 | 4,564 | 219.1 |
| 2016 | 36.8 | 4,396 | 227.5 |
| 2017 | 35.4 | 4,576 | 218.5 |
| 2018 | 35.6 | 4,543 | 220.1 |
| 2019 | 32.9 | 4,918 | 203.3 |
| 2020 | 26.4 | 6,122 | 163.3 |
| 2021 | 25.3 | 6,402 | 156.2 |
| 2022 | 21.2 | 7,649 | 130.7 |
| 2023 | 18.3 | 8,834 | 113.2 |
| 2024 | 13.8 | 11,718 | 85.3 |
| 2025 | 9.4 | 17,302 | 57.8 |
え~~~っ!?


マジか!?



皆様、ちょっとこれは、驚愕のデータじゃないでしょうか?



知らなかったのは、そなただけカモ…
そっ、そうなの!?


金(ゴールド)に対する円の価値と価格の推移をグラフで見える化



数値表だけでは、判りにくいので推移をグラフにしてみます。





金(ゴールド)の価格が上昇するにつれ、同じ金額(円)で買える金(ゴールド)の量(グラム数)が減っていくので、このようなグラフになるのは、当然ですよね。



2026年7月の現時点では金(ゴールド)1g=21,000円辺りで推移していますから、計算すると金(ゴールド)に対する円の価値は7.7%にまで減っていることになります。
つまり、2005年と比較して、現在円の価値は1/13になっているということです。
逆にいうと、金の価値は円に対して13倍になったことになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
現在、金(ゴールド)の価格は下落基調ですが、こうやって見てみると金(ゴールド)に対して円の価値が、ものスゴイ勢いで下落していることが、お解りいただけたのではないでしょうか。
つまり、現在下落(調整)中の金(ゴールド)ですが、日本円は更にその金(ゴールド)よりも下落しているということです。
これが「日本円に潜む見えないリスク」であり、私たちの日本円は残念ながら、金(ゴールド)から見れば、この20年間「価値を失い続けている」というのが事実だということです。
このことから導き出される結論は、「円(現金や預金)をできるだけ金(ゴールド)に替えて資産を保全する」という対策を講じなければ、大切な資産が知らないうちに大きく目減りしてしまうということになります。
もっとも、今後もこの傾向が継続するのかどうかについては、決して断言はできませんが、これから待ち受けている金利やインフレ上昇の可能性を踏まえると、「一定割合の金(ゴールド)を常に保有する」のが正解と言えるのではないでしょうか。
また今回も、金(ゴールド)に関しては同じ結論になってしまいましたが、それだけ金(ゴールド)は資産保全には、欠かせないアセットであるということに他ならないということでしょう。
それでは、本日も最後までお読みいただき
誠にありがとうございました。
また、次回記事もご一読いただきますよう
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