当サイトで筆者かもナスがFIRA60を目指す資産形成として推奨、また自身も運用している「超簡単なアセットアロケーション運用」ですが、ちょくちょく若い世代の方々から、「債券バランス型ファンドは、私達の年代ではまだ要らないのでは?」というご質問をいただきます。
単刀直入にご回答させていただくと、「ご自身のリスク許容度によります。」となります。
そして、資産が比較的少ない間は理に適っていて債券バランス型ファンドを持たないという選択も有効です。
一方、投資初心者にとっては資産額の大小に関わりなく、「ちょっとした下落で仕事が手につかない。」なんてこともあり得るのが投資の世界です。
必ずしも「投資初心者=若い世代」と決まっている訳ではありませんが、最初から債券バランス型ファンドを積立購入し、リスクの最小化を目指したポートフォリオで資産形成することで、安心して投資を継続できるというメリットがあるのも事実です。
いずれにせよ、安心して老後を迎えるためには、リタイア時(リタイアメント・レッドゾーン)では、シークエンス・オブ・リターン・リスクを回避するための対策が必要となりますので、リターンを追求するよりもリスクを落とし、安定したポートフォリオへの移行が重要となります。
今回は、若い世代の方に向けて、できるだけリスクを取って資産を最大化させる手法について解説いたします。

債券バランス型ファンドを抜くとどうなる?

安定志向の「3つのファンド」は、全世界株式(3地域均等型)と金(ゴールド)に債券バランス型を加えた3つのファンドです。
そして、攻めの「4つのファンド」は、上記にNASDAQ100を加えた4つのファンドです。
具体的銘柄や投資比率など、詳しくはこちらの記事に掲載しています。





これらから債券バランス型ファンドを抜くと、このようなデータになります。





当然ですが、青〇印から赤〇印へと、リターンとリスクが大きく上昇します。





上図は過去20年のチャートですが、両者とも安定的に上昇しつつ、債券バランス型ファンドを入れたときよりも、約2倍のパフォーマンスとなっています。



これは、凄いカモ…





一方、過去最大の下落率を見ると、世界金融危機~リーマンショック時にマイナス約30~35%となっています。
つまり、この数字に耐え得るのであれば、債券バランス型ファンドを抜いて積立するのもアリということです。



マイナス約30~35%というのは、1,000万円の資産であれば、650万円~700万円程度に減るということになります。
人にもよりますが一般的に、マイナス30%は耐え難いレベルと言われていますので、よく吟味する必要がありますね。
資産額(年代)別チューニングの一例:プランB



ここからは、かもナスも実践した訳ではありませんので「机上の空論」感は否めませんが、参考までの一例としてご理解ください。


20代で資産額1,000万円を目指すとします。
この時、生活防衛資金を除き、現金10%、株と金にそれぞれ45%投資して、リスクを取ってリターンの最大化を目指します。
そして、30代では資産2,000万円を目指し、現金比率を20%にして株と金をそれぞれ40%程度に落とします。もちろん、この時、現金比率は10%のままで、債券バランス型ファンドを10%買い始めてもOKでしょう。
逆にもっとリスクを取ってリターンの最大化を目指したい方は、20代でのポートフォリオをそのまま継続し、30代を過ごしても良いでしょう。
次に40代の資産3,000万円では、徐々にポートフォリオの30%を安全資産(現金と債券など)に振り向けるのが良いでしょう。
そして50代、資産4,000万円を目指す辺りでは本格的に債券バランス型ファンドを意識して資産形成していきます。
最終的に、60代、資産5,000万円を達成する時には、推奨のバランスに持っていき、完成させるというプランです。
途中から徐々に
債券バランス型ファンドの
比率を上げていくスタイルだね。


資産額(年代)別チューニングの一例:プランC



次に、退職金一括プランです。
こちらは、最もリスクとリターンの高い戦略です。


20代~60歳まで、ずっと同じ比率でガッツリ投資する戦略です。
もちろん、現金比率を常に20%に上げて、株と金を40%づつに減らすのもアリでしょう。
そして、60歳(65歳)退職時に退職金を用いて一括で債券バランス型ファンドを購入します。
退職金での一括投資って
一番やっちゃイケナイ投資
じゃなかったっけ?





そうですね、「退職金での一括投資」はキケン!というの良く言われることです。
しかしそれは、これまで投資してこなかった人(リスクに耐えられるメンタルを持っていない人)の場合です。
そして、債券バランス型ファンドはリスク6%程度の比較的低リスク商品です。
上記プランBで高いリスクに耐えてこられた方には、全く問題にならないでしょう。



コレは、リターンの最大化が狙えるカモ…
まとめ
いかがでしたでしょうか。
期待リターンを高めるためのマイルドなプランBとハードなプランC(笑)。
これらを参考に、ご自身のリスク許容度に応じてご検討いただけたらと思います。
なお、本記事には掲載していませんが、プランAは、基本のアセットバランスに則って最初から一定の割合で、債券バランス型ファンドに積立投資する方法で、最もリスクが低く安心のプランです。
昨今の金利上昇フェーズでは、債券への投資妙味が薄い(日本国債ファンドは下落の一途です)ので、その面からも有効な手段と言えそうです。
ところで、、、
株式と金(ゴールド)だけで
アセットアロケーション運用と
言えるのだろうか…


それでは、本日も最後までお読みいただき
誠にありがとうございました。
また、次回記事もご一読いただきますよう
宜しくお願いいたします!














